2016.9.3
Raspberry Pi 2 を新たに購入したので、かねてから課題になっていた「piCore7」のインストールに挑戦した。
piCore7というのはTinyCoreのRaspberry Pi 版。超軽量Linuxで、onメモリで動作する。これをベースにalsaとmpdをインストールして、音楽プレーヤーに仕立て上げようという魂胆。
TinyCoreについてはPCオーディオ実験室でAPUの実績がある。
これを見て、なんとかRaspberry Piでも動作させたかったのだが、あまりのハードルの高さに半分あきらめていた。
待てば海路の日和あり、最近、RaspberryPIにインストールしたという実績記事を発見。
この記事を頼りに悪戦苦闘すること数時間。とりあえずの音出しに成功!!! (^^♪
詳しい設定手順
PCの中にある音楽ファイルを、Raspberry Piのメモリに転送して、その後再生する。パソコンからの操作が必須になるが、NASをマウントする必要もなく、メモリ再生が可能になった。
まだまだ細かな設定で抜けや間違いがありそうなので、ここしばらく、いろいろとやってみるつもり。
2016.9.4 追記
Raspberry Pi でのメモリ再生に興味はあるけど、こんな面倒くさいことやってられるかという方に、冷凍レトルトを。。。電子レンジで解凍するだけで食べられるかどうかは保証しませんが。。。。
私が構築したpiCore7+alsa+mpdのSDカードイメージをこちらにアップしています。Raspberry Pi 2用で、DACはhifiberry-DACです。DACについてはconfig.txtを修正すれば変更できます。
4GBのSDカードイメージですので、解凍したあと、4GB以上のSDカードに書き込んで使ってみてください。
お断りですが、動作保証もサポートもできませんので、ご了解の上お使いください。
2016.9.5 追記
現行の最新バージョンpiCore7.0ではRaspberry Pi 3 が動作しないことがわかりました。Raspberry Pi 3で動作させるためには7.1以降が必要になります。
7.1beta4で構成したSDカードイメージをこちらにアップしました。
2016.9.12 追記
USBメモリのマウントを可能にした7.1beta4ベースのイメージをこちらにアップしました。
このイメージを使ってインストールする手順はこちらにアップしています。
元記事含め一通り読ませて頂きましたが呪文の連続でした。でもメモリ再生の本質が判り大変勉強になります。
ハードと同じくソフトでも音楽ファイル再生のリファレンスとして必要と思いました。
モーレアさん凄い。
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コニさん 全く呪文そのものですね。わたしもわからずに門前の小僧よろしく呪文をとなえています。それでも御利益があって良い音が聴けるのがうれしいです。
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M_Old_Audio_Fanです。大変お世話になっています。
yungさんのサイトの投稿を見てこのサイトに来ました。
RasPi2用のTinyCoreは以前にダウンロード済でしたが、それから進んでいませんでした、
そして、Mooreaさんの説明を見て、その通りに構築が進んでいたのですが、
今日はtinycorelinux.netがダウンしている様子で、tce-load 以降が進まなくなりました。
そこで、MooreaさんのpiCore-7.0-mpd.zipからインストールさせて頂きました。簡単でした。
SFTPでは無事に音楽ファイルがUP出来て、MPDCにも音楽ファイルが無事に反映されました。
しかし、音が出ないんです。私のi2Sは hifiberry-digi を今使っており、
もう一つあるi2Sも hifiberry-plus しか持っていません。
—–質問です。——————————-
DACをhifiberry-DAC から dtoverlay=hifiberry-digi に設定を変えたいんですが、
「DACについてはconfig.txtを修正すれば変更できます。」との記載がありますが、
config.txt は何処にあるんですか?
/etcにも/home/tcにも何処にも見つからないんです。findでも見つかりませんでした。
M_Old_Audio_Fan
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M_Old_Audio_Fanさん
まずは質問に対する答えから・・・
config.txtですが、linuxの中からは見えません。
SDカードをPCに差し込んだときに、最初のパーティションがPCから見えると思います。
そこにconfig.txtがありますので、普通にPCで編集してください。
私のイメージは何もわからずに構築しているので、おそらくいろいろと無駄なものが含まれているようの思います。
makeなどをしないのであれば、いらないものがたくさんありそうです。
tinycorelinux.netが再開したら、いちどご自分でやってみてください。
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ありがとうございました。
SDをRasPi2に着けたままunixの中ばかり探していて、
imgファイルを解凍したら見えるのかなとか思って解凍したりして・・・。
そう言えば、SDカードの中はimgファイルでは無いんでしたね。
何かレベルの低い質問をしてしまったような恥ずかしい気もしますが、
私のレベルを知って頂いて、返って良かったです。
お手間を取らせまして誠に申し訳ございませんでした。
ご活躍をお祈りいたします。
M_Old_Audio_Fan
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M_Old_Audio_Fanさん
よかったです。実は私もconfig.txtが見つからなくてあせったことがあるので良くわかります。
それで説明書には、「microSDをPCに接続した状態でconfig.txtを編集する」と書いたのですが、まだわかりにくかったですね。
使用した上での感想とか、インストールの間違いなどがありましたら、ご指摘いただければありがたいです。
モーレア
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M_Old_Audio_Fanです。
現時点でlightMPDで使っているhifiberry-digiのi2S基板が
TinyCoreでは、config.txtの設定を
dtoverlay=hifiberry-digi
dtparam=i2c=off,spi=off,i2s=on,i2c_vc=off
にしても、上下逆の
dtparam=i2c=off,spi=off,i2s=on,i2c_vc=off
dtoverlay=hifiberry-digi
にしても音が出ませんでしたので
#dtoverlay=hifiberry-digi
dtparam=i2c=off,spi=off,i2s=off,i2c_vc=off
にして、USD-DACで音を出しました。(良いと思いました。)
なお、もう1つのhifiberry-plusのi2S基板のほうは
dtoverlay=hifiberry-dacplus
dtparam=i2c=off,spi=off,i2s=on,i2c_vc=off
で素直に音が出てくれました。
hifiberry-digiの設定は色々調べてその内に解決いたします。
————————————–
それより、驚いたのは。
何度もテストしていると、(毎度SFTPで音源をUPしないとテストできないので)UPが面倒になり、ふと思いついて、SDカードを外す前にログインして、お約束の呪文のfiletool.sh -bを実行してみました。
すると、次から電源を入れると直前の状態の音源がそのまま利用でき聞けました。
これは新鮮な驚きでした、大きな可能性を感じました、何やら体の奥で虫がムズムズ動き始めた様な・・。
私達はNAS再生専用のlightMPDで『メモリ再生』と『SDカード再生』を可能にしましたが、今度は、『メモリ再生』の為のTinyCoreで逆に『SDカード再生』と『NAS再生』を可能にしたいと云う虫が出てきそうです。いつか、その原版が出来上がりましたら、またMooreaさんに完成して頂く事になるかと思います。その時は宜しくお願いいたします。
(追伸:lightMPD用の『メモリ再生』『SDカード再生』のマクロですが、最近、私なりの最終版V1.0が出来ましたのでdigifyfanさんのlightMPD掲示板に公開しておきました。)
(追伸:このサイトを作って下さったMooreaさん、およびその元になるサイトを作って下さったabk1’sさんに感謝いたします。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。)
M_Old_Audio_Fan
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M_Old_Audio_Fanさん
モーレアです
詳しい報告有難うございます。
hifiberry-digiのi2S基板ですが、こちらでは問題なく動作しています。Hifiberry-digiとsabreberry+の2システムを持っており、それぞれ、
dtoverlay=hifiberry-digi
dtoverlay=hifiberry-dac
で動作しています。
システムがDACを認識しているかどうかは、aplay -lコマンドでわかります。
tc@box:~$ aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: sndrpihifiberry [snd_rpi_hifiberry_digi], device 0: HifiBerry Digi HiFi wm8804-spdif-0 []
Subdevices: 1/1
Subdevice #0: subdevice #0
tc@box:~$
ダメなら7.1beta4のイメージで試してみてください。
それからfiletool.sh -bコマンドですが、homeの下を全部バックアップしますので、home/tc/musicの中の音楽もバックアップされることになります。RaspberryPiを持ち出して友人宅で聴いてもらうなどというときに、便利かもしれません。mpdクライアントだけで動作しますから。
SDカードやNASの件
SDカードにもう一つパーティションを切ってマウントすることで、lightMPDと同様のことは可能になると思います。またNASも同じで、マウントさえすればOKです。
そのためには.mpdconfの修正と、起動時自動マウントのためのbootlocal.sh修正などが必要です。linuxの知識が必要になるので、やってはいませんが、abk1さんのブログを参考にすれば何かできそうです。
http://blown-lei.net/endive/blosxom.cgi/audio_diary/
ただせっかくメモリだけで完結させようとしているのに、NASとかSDカードをマウントするのは、シンプル化からはずれるのではと思っています。もちろんこれは考え方だけの問題なので、いろいろと挑戦されるのはいいと思います。
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M_Old_Audio_Fanです。
hifiberry-digi の件ですが、config.txtの問題では無く、
.mpdconfのaudio_output_formatの問題でした。
lightMPDのmpd.confの設定では audio_output_format “x1L1:32:2”
(DAC側でハードで4倍にリサンプリング)との設定だったのですが、
“x1L1″の書き方がTC搭載のmpdにはXみたいです。
また、.mpdconfの初期設定は audio_output_format “176400:24:2″ でしたが、
hifiberry-dacplusのi2S基板は176400HzはOKでしたが、
hifiberry-digiのi2S基板(同軸出力)は96000Hz迄の制限でしたので、.mpdconfの初期設定では動作しませんでした。
現在の設定はaudio_output_format “44100:24:2″ で一旦動作していますが、
“x1L1:32:2″にしないと同じ条件での比較にならない為に、どうしても気になります。
調べるとTCのmpdバージョンは 0.19.9
lightMODのRasPi2用1.02のmpdバージョンは 0.19.10rt-native-dsd
その違いで”x1L1″の書き方がエラーになるのかどうかは未だ判りませんが、
最新のmpdバージョンは 0.19.19 との事ですから。
インストールが落ち着けばmpdのバージョンUPをする必要があるのかなと思っています。
SDカードやNASの件
私はNAS再生やメモリー再生によってTCとlightMPD他を入れ替えるのではなく、
『NAS再生』『メモリー再生』『SDカード再生』を同時に並行して使いたいと常に思っています。
lightMPDのマクロも同じ発想で設計しました。
音が良いと思ったら私の装置だけでも必ずやります。
(じっくり聴いていませんが、TinyCoreの音は可能性があると感じています。)
以上、私の恥ずかしい質問から、お手間を取らせまして申し訳ございませんでした。
それでは失礼します。
M_Old_Audio_Fan
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M_Old_Audio_Fanさん
>また、.mpdconfの初期設定は audio_output_format “176400:24:2″ でしたが、
そうなっていましたか! 失礼しました。DACにはsabreberry+を使っていて、4倍オーバーサンプリングの設定をした状態でイメージを作ってしまいました。たしかにこれではDACによっては動きませんね。
オーバーサンプリングしない場合は、audio_output_formatをコメントにして無効にしてください。x1L1:32:2”のような設定は、こちらのmpdではエラーとなります。
bootlocal.shに記述することで、mpdを起動時に自動的に実行しているのですが、これをやめて手動でやってみると、間違った記述をしたらエラーがでるのでわかります。次のようなことをしてもわかります。
sudo mpd –kill
sudo mpd /home/tc/.mpdconf
USBやNASのマウントについてもやってみました。手動でやるのか簡単で、次の記事に書いています。
https://officemoorea.wordpress.com/2016/09/07/picore%E3%81%A7nas%E3%81%A8usb%E3%82%92%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%99%E3%82%8B/
ただNASには非常に多くのファイルがあってデータベースを作るのに20分ほどかかるのですが、その結果の置き場所がメモリでは、電源を切ると消えてしまうので、それをどうするかなとの課題が残っています。NASに書き込んでもいいのですが、それだとNASを常時マウントすることになってしまいますし。。。
いろいろなやりかたがあると思いますので、またやられたことを教えてください。
モーレア
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貴君のブログ参考にさせてもらっています。
piCore7+alsa+mpdのSDカードイメージを使わせてもらい、再生のGMPCは動くのですが音が出ません。
USB-DACを使っているのですがconfig.txtの設定を指示のように変更しましたが音が出ないのです。
aplay -l で認識されていません。
貴君はUSB-DACを使っておられますか?
時間のある時にご教授ください。
以上
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telecomoさん
USB-DACの設定ですが、dtoverlayの記述は不要(すべてをコメントにするか削除する)で、dtparamの設定を以下のようにしてください。私はUSB-DACを使っていませんが、友人のシステムを以下の設定で音出しができました。
■■usb dacの場合
# DAC/DAC+ Light
# dtoverlay=hifiberry-dac
# DAC+ standard/pro
# dtoverlay=hifiberry-dacplus
# Digi/Digi+
# dtoverlay=hifiberry-digi
# Amp/Amp+
# dtoverlay=hifiberry-amp
dtparam=i2c=off,spi=off,i2s=off,i2c_vc=pff
モーレア
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officemooreaさんへ
ありがとうございます。 知識不足なものですからもう一つ教えてください。
mpd.conf を /homr/tc/.mpdconf に転送するとありますが、どのようにすれば転送できるのでしょうか?
宜しくお願いします。
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telecomoさん
音楽ファイルを転送するのと同じように、SFTPソフトを使って、PCから転送します。私の使っているSFTPソフトはWinSCPですが、RLoginなどを使ってもOKです。
転送しないで、nanoエディタなどを使って、直接編集するという方法もありますが、こちらのほうが難易度が高いですね。
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officemooreaさん
telecomoです。ありがとうございます。何とか貴君のマニュアルで動作までは漕ぎつけましたが自動起動は未だできておりません。でも何とか動かせていますので嬉しいです。
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有難うございました。Raspberry Pi 3プラス「NFJのPCM5102A搭載I2S DAC基板」を使用し、hifiberry-DACの設定(つまりダウンロードしただけ)のままで作動しました。
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